First Man
TIFFで何が上映されるのか発表された際に真っ先に観たいと思ったのが、
La La Landの公開後、Damien Chazell監督の次回作は再びRyan Goslingとタッグを組みNeil Armstrongの月面着陸のストーリーの作品をすると知ってからずーっと楽しみにしていた作品。
これを観られのだとわかりもちろん大喜び♪
しかーし、問題が、大きな問題が1つ。
そう、それはチケット。
しかも私の場合Premium、つまりレッドカーペットのチケットが欲しいと思ったのでもちろん人気なのは確実。
TIFFのチケット販売は束で購入と単品購入があるのですが、単品購入の場合の仕組みはTIFFの会員の方、しかもそれなりに払っている方から順番に販売されるので一般になる頃には少ししか残っていないのです(ᵕ᷄≀ ̠ᵕ᷄)
それを一般販売が始まったと同時に獲得するのはやはり至難の技。
何度かチャンスはあるのですが、私はことごとく購入出来ずヽ( ຶ▮ ຶ)ノ
さようなら、First Man
さようなら、Damien Chazell監督
さようなら、Ryan Gosling
っと思いました。
でもそんな私にも当日残されてるチャンスが2つ。
1つは開催期間中、朝の7時にチケットが残っていた場合再販されるのです!!
もちろん試しました!!
でもやはり再販はしておらず( ´O` )
そして最後の望みをかけてもう1つの手段でいくことに。
それは。。。
RUSH Line
説明しよう٩( 'ω' )و
これは当日チケットを持ってる方が会場に入った後、上映時間10分前に空席があった際にその分をその列に並んでる人に販売してくれるというある意味運にかけた仕組みなのだ。
実際は上映時間を過ぎてもなかなかチケットを持っている人を締め切らなかったりして時間が押すことが多かったりもするのですが(^_^;)
で、私はこの最後の望みにかけたのです!!
前日、Rush Lineには何時間ぐらい前に行くと獲得できるのかなどTwitterで調べたんです。ちょうど今回のフェスティバルの人気作品の1つ、Bradley Cooper初監督、Lady Gaga初主演の『A Star is Born』のPremiumの日だったので参考になるかなと思ったのですが、
『”A Star is Born”の為に6時間ぐらい並んだのに自分の前で終わった。あんまりだよ。』
というTweetを最初に見てしまうという(笑)
私は2時間ぐらい前に行けば大丈夫かなと簡単に思っていたので、じゃ〜一体何時に行けば良いの??と余計にわからなくなったのです(笑)
でも冷静に考えると、『A Star is Born』の日は日曜日だったので月曜日ならそこまで長時間並ぶ人はいないのではないか、そして雨予報だったのでそんなに早くから並ば無いのではないかという風に思い、とりあえず3時間ぐらい前に着けば取れるかもしれない、または取れなくても諦めがつく。
そう思って家を出ました。
この日、『First Man』のPremiumは16時からのElgin Theatreと18時からのRoy Thomson Hall。
当初の予定では18時からの回にしようと思っていたのですが、もしダメだった場合に他に観たいと思っていた作品のWorld Premiereが16時からの回の近くの会場であるとわかったのでそちらに行こうと作戦を立て、Elgin Theatreへ٩(•́ι_•̀ )و
*こちらは別日のPremiumの時です!!許してください、呑気に会場を撮る気持ちの余裕が私にはなかったのです(笑)それぐらい本気でチケット獲得にかけていたのです(笑)
そしてRush Lineに到着したのは上映時間の3時間10分前。
やはり予想が当たったのか(?)、全然並んでおらず私は前から4番目に到着。
これはもう確実だなと思いました。
何故ならば、こちらのチケット売買サイトには10件以上チケットが売られていたから。流石にそれが全て完売はしないでしょうし、急な予定で来られない人が10人ぐらいは出るだろうと見込んでいたので。
ちなみに私の後ろの方はこの会場での18時からのチケットの為に来ておりました( ⊙᎑⊙ )
上映時間2時間前を切ったぐらいでこのようにズラーッと奥まで続いておりました。
気になるファンゾーンはと言うと、私が並び始めたぐらいにこのような感じでした。
向こう側の柵より先がファンゾーンです。
そして次第に向かい側の道にもファンが大勢。
私的に、劇場横のファンゾーンの奥になってしまったら向かい側のこちらの方が見られる可能性は高いと思います。なんてったって真向かいなので!!
並び始めて1時間半経った頃、私の前にいた方が突然現れたチケット保持者からチケットを売ってもらい私は3番目に。
Rush Lineにいると結構そうやって売りに来る方もいらっしゃり、前から聞いて行く方が多いのでやはり前に並んでおくに越したことはないですよ。
そしてチケット保持者が上映時間40分前という早めに入場に。
さて、どうなる??と思いながらひたすら待ちます。
そして上映時間が過ぎた16時5分。
なんと!!『欲しい人にあげて』とスタッフの方にチケットを渡した善神(もう神の領域だと思うので人ではなく敢えて神)の方のお陰で列の最初の方に並んでいた数人はそのチケットのお陰で無料で入れたんです(●ʘ╻ʘ●)
その方に本当に感謝の気持ちで一杯ですし、その方にしばらく幸福が続きますようにと全力で祈りました✩°。⋆
もう席に着いた瞬間嬉しさでいっぱいに。まさかの1階の席だとは思っていませんでした(泣)これまた本当に感謝です。
しばらくすると会場が暗転。
司会者の方からアナウンスがあり、監督と出演者の方々が舞台に!!
こちらの写真の左のお二方はNeil Armstrongのご子息、その隣がDamien Chazell監督、そしてRyan Gosling、Claire Foy、Kyle Chandler、Corey Stoll、Olivia Hamiltonと続いております。
もう嬉しくてたまらない瞬間でありました(*ꈿ⌄ꈿ)
しつこいですが、本当にチケットを譲って下さった善神様ありがとうございました(꒦ິ⌑꒦ີ)
挨拶があった後、協賛のCMとTIFF VolunteerのCMがあり、本編が始まりました。
感想はやはりDamien Chazell監督らしいなぁ〜と。
WhiplashとLa La Landは音楽が中心となっていた作品なので今回は音楽が中心ではないのでどうなるのだろう??と思っていたのですが、監督のユニークな撮影方法が健在。もう素晴らしかったです!!きっと普通だったらこう撮るのではないかと思うようなシーンもこの角度から撮るなんて面白い!!とど素人のまだまだ映画好きと言うのが申し訳ないような私が言うのもおこがましいのですが本当にユニーク。そして時々カメラが揺れていたり、恐らくですがRyan Goslingかスタントの方の頭とかにカメラを着けて撮影していると思うのですが、それでリアル感が増し、まるで自分がその場にいるような緊張感を味わいました。どうなっちゃうの??本当止めて、止まってー!!!!!と本気で私は願ってしまうほど。CGを一切使用していないのでよりストーリーの世界に入り込みやすいのかなと思いました。でもそんな真面目なストーリーにも所々に散りばめられたジワリと来るコメディ要素が。Ryan Goslingだからまた笑えちゃうなぁ〜と(笑)そしてやはり監督のJAZZ愛を感じられる場面も。っというか音楽がまた良いんですよ。美しい!!
最後に近付くと、あーまただ。まーた監督不意打ちでこう言う場面入れて来たとなり(*私的にです)、終了。
本当に最高でした!!
そして作品を観ていて気になったのはこちらの人の反応。
やはりな〜んか違いますね。
私がクスっとしてしまった所で周りは結構思いっきり笑っていてなんだか文化の違いを感じた気がしました。
日本で観たらどうなるのだろうか??っとちょっと興味があります。
さて、その日本公開。
来年の2月だそうです!!
ぜひ!!