Five Feet Apart
3/15に公開されたFive Feet Apartを観てきました!!
舞台はSaint Grace Regional Hospital。
そこにHaley Lu Richardson演じるStellaは入院していた。
ある日、いつものように病院内を歩いていると後をついてくる男性が。
同じ病を持つCole Sprouse演じるWillだった。初めて会った二人は少し話をするのだがそこへ看護師がやってきて『6 feet(182.88cm)離れなさい』と言う。そう、この二人の病は嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)。近づいてしまうと、触れてしまうとお互いの細菌が感染し、死に至る恐れがあるからだ。
生きることに希望が持てず治療にも消極的なWillだったが、生きることを諦めないStellaによって前向きになっていく。そうして日々会う度話す度に二人は惹かれ合い、2人のルールとして1 foot(30.48cm)だけ縮めた5 feet(152.4cm)の距離で付き合うことになる。しかしそんな2人の幸せな時間は長くは続かなかった。。。
映画中、何度か私は泣いてしまいました。
Stellaの病室に友人たちがお見舞いに来てくれるのですが、友人が帰った後の寂しさ。そして友人たちがパーティーに参加中Stellaに電話をするのですが、そこに自分が居ない寂しさ。
ほんの一瞬だけ病気の辛さを忘れられる時間が終わったり、病気によって参加出来ない寂しさが感じられ、悲しくなってしまいました。
そしてWillとの仲が深まっていき、お互いが手を繋ぎたい、抱きしめたいと思ってもそれをしたらお互いが死に近付いてしまうという悲しさ。
ネタバレになってしまうので書きませんが他にも泣いてしまうシーンがあるのです。
泣かずに観るなんて私には出来ませんでした。
いつも映画を観た後、しばらく映画の余韻に浸りながら気になったシーンを振り返るのですが、今回はまず2人の病気、嚢胞性線維症を調べました。
この病気は白人の方々がなりやすい病気で、約3000人に1人発病しているそうです。
原因は遺伝子の変異。呼吸器や膵臓、肝臓など全身の分泌液の粘度が高くなり、痰が気管に詰まって呼吸困難になるなど様々な合併症の恐れがある病で指定難病となっています。現在では成人に達成する方々もいらっしゃるそうですが、典型的な寿命は15~20歳とのこと。
なんだか調べれば調べるほど悲しくなってしまいました。
そしてこの映画のコンサルタントとして嚢胞性線維症を患っていたYouTuberのClaire Winelandさんが亡くなるまで勤め、主演のお二方は接する機会があったそうです。
改めて病気のことを調べてから映画を振り返ると、お互いが好きな気持ちが強まっても相手のことを思って遠ざからなければいけない辛さがより伝わり、だからこそ1 foot、たった1 foot近づくことの大きさが感じられました。
日本での公開は今の所未定となっております。
もしも公開が決定したら、是非とも鑑賞してみて下さい。